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 第18回NLP若手の会シンポジウムに参加

2023年8月29 ~ 31日で開催された「第18回 NLP若手の会 シンポジウム(YANS)」に学部4年生の尾崎慎太郎が「国会議事録を用いた政党のスタンス分析に向けて」というタイトルでポスター発表をしました。


ポスターの情報

尾崎慎太郎, 横山大作. 国会議事録を用いた政党のスタンス分析に向けて. 第18回NLP若手の会 シンポジウム(YANS), 2023/08. 
@inproceedings{ozaki_yokoyama_2023,
  author    = {尾崎慎太郎 and 横山大作},
  title     = {国会議事録を用いた政党のスタンス分析に向けて},
  booktitle = {第18回NLP若手の会 シンポジウム(YANS)},
  year      = {2023},
  month     = {08},
}

PDFはこちら

発表に関して

発表者は「国会議事録を用いた政党のスタンス分析に向けて」というタイトルでポスター発表を行いました。

若者の政治に対する関心の不足は、現代社会における重要な問題の一つです。それを解決するために、ユーザが扱いやすく、政治の内容を分かりやすく可視化することが目標です。

国会議事録APIを利用して取得した議事録データから、人手で賛否ラベルを付与します。そこから政党、年代、議案、発言内容と賛否ラベル含むコーパスを構築し、言語モデルをFine-Tuningすることにより文書分類モデルを開発しました。

議事録コーパスの作成

結果としては、発表段階の精度は6割ほどでまだまだ改善の余地があると考えます。具体的に、とあるテーマに対して9割の政党が賛成、1割が反対を示したとき、開発したモデルは1割の意見を理解しているかがわかりませんでした。

このプロジェクトの成果は、若者の政治理解を深める手段として利用されることを期待しています。そして、今後の展望として、より高い精度を持つモデルの構築を目指して研究を続けていく予定です。

発表したポスターはこちらのリンクをたどってください。

NLP若手の会 シンポジウム

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